『ちょっとだけ』(こどものとも絵本)
赤ちゃんが生まれ、お姉ちゃんになったなっちゃんの成長を描いた作品。
赤ちゃんのお世話に忙しいお母さんを見て、自分のことは自分でやろうと頑張るなっちゃんの姿は健気で、ほほえましいものがある。公園で一人ブランコにのるくだりでは切なくなるが、最後のお母さんの「いっぱいだっこしたいんですけど、いいですか?」の一言で、読んでいる自分もなんだか救われた気持ちになる。私も、さらりとこんな一言が言える母親になりたい。
ななちも大好きな本で、最後の部分ではかならず「いっぱいだっこ!」と抱きついてくる。(一人っ子だけど!)優しい気持ちにしてくれる一冊だ。
2012.11.19投稿