絵本レビューとWwbと…

まとめサイトが湧いてきた

先日ブログの開設を手伝ったイモ子氏のまとめサイトが乱立してげんなりしている。激レアさんを連れて来た。に「バムン王国のエースディレクター」として出演することを告知した前日の夜あたりから、まとめサイトが現れ始め、当日の時点で5件、現在は10件以上のまとめサイトが立ち上がっている。ちょっと人気のある深夜枠のテレビに出演した、ただそれだけで、一般人なのにこんなにたくさんのまとめサイトができてしまうという事にとても驚いたし、社会におけるテレビの影響力の大きさを実感した。

情報を収集してまとめるキュレーションサイト自体は悪いものだとは思わない。私もWeb系の情報・技術についてのキュレーションサイトには日々お世話になっている。キーワードごとに情報がまとめられたキュレーションサイトを利用すれば、短時間・簡単に必要な情報にたどりつくことができるからだ。

しかし、今回湧いて出たイモ子氏のまとめサイトには大きな問題がある。それは掲載している情報がテキトーなものであるという点だ。まとめサイトの多くが、イモ子氏のブログや過去に寄稿した記事、FacebookやTwitterなどのSNSで配信された情報などを参考にして作成されているようだが、いずれのサイトもその情報の真偽を本人に確認したり、掲載の可否を問い合わせたりはしていない。そのため、まとめサイトに掲載されている情報は古いものであったり、ブロガーの予想にすぎないものだったりしている。

そんなテキトーな情報のまとめサイトを参考に、更に新しいまとめサイトが作成されることにより、ネット上には真偽不明のテキトーな情報があたかも事実であるかのように流れてしまう。これはとても恐ろしいことだ。このようなまとめサイトがもたらす弊害について、イモ子氏もブログで今回の実体験をとりあげながらわかりやすく解説しているので読んでみてほしい。

【検証】激レアさん・小野洋文(バムン王国ディレクター)経歴・家族・年収は?(by とほカメラ)

わらわらと湧いて出たまとめサイトは、キャッチーなタイトルでアクセスを集め、検索結果の上位を占めていく。その結果、一番正しい情報が掲載されている本人のブログの検索順位はどんどん下がってしまった。なんてこった…と落ち込んでいたところ、その道に強い人にGoogleに違反報告するという手段があることを教えてもらった。Search Consoleを使えば、丸パクリのまとめサイトやコピーサイトを検索結果に表示しないようにGoogleに申請することができる。Googleがそのサイトをスパムサイトだと認定してくれれば、検索順位を下げてくれるそうだ。

また、写真などを勝手に抜かれて掲載されてしまった場合などは、著作権侵害の報告フォームから、検索結果から除外してもらうよう申請することができる。ただし、この申請の際に記載した名前や内容は、全て公開(誰がどんな削除依頼したかが表示される。)されてしまうので注意が必要だ。写真一枚のために自分の個人情報を公開したくない…と、きっと多くの人が泣き寝入りしているに違いない。一度ネットに載せた写真は無断で利用される可能性があることを前提に、写真の方に予め透かしでクレジットを入れるなど事前に対策しておく方が賢い方法かもしれない。

今回の一件で感じたのは「学歴、年収、嫁」というキーワードの力だ。これらのキーワードを含むサイトが検索上位にくるということは、世間の関心は、バムン王国におけるイモ子氏の活動ではなく、年収や家族構成といった個人情報に向いているということを表している。そんなプライベートな情報、大して面白くもないし知ってどうするのだろうかと思うが、何か事件があった時に週刊誌やワイドショーがこぞって配信するのはそうしたプライベートな情報だったりする。なんともくだらないし…残念な気持ちになった。

2018.4.6投稿

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