昨日、英語から帰ってくると玄関マットに金魚ちゃんが横たわってた。水槽から跳ねて外に飛び出してしまったようだ。
「あああ！死んじゃった〜！」と玄関で大泣きをするななち。

今朝水換えをした時、少し水位が高めになったからそのせいだ。でもちゃんとフタはしていたのに…。エアポンプを設置しているこの細い隙間から飛び出しちゃったなんて、どんなミラクル？！と逡巡する私。

とりあえず大泣きするななちをなだめ、弔ってあげようと金魚を手に取った時、ピクリと動いた。

まだ生きてる？！と慌てて水槽に戻す。横になったまま浮かんでいる金魚を見て、やはりダメか。動いたような気がしたのは気のせいだったか…と思って見ていると、ゆっくりとエラが動き始めた。これはもち直せるかも？と見守る事5分、自分で体を起こし、一瞬だけ泳ぐと今度は水底に沈んで口をパクパクさせている。全く動かないが、乾いて黒ずんでいた鱗やヒレには綺麗な色と艶が戻ってきつつある。

そして一時間くらいすると、フラフラとではあるが少しだけ泳ぐことができるようになった。しかし、尾びれも胸ビレも片側にだけしか動かせず、すぐに沈んでしまう。落ちた時の衝撃で痛めてしまっていたのかもしれない。もう一匹の子も心配しているのか、寄り添うように近くばかりを泳いでいる。

今朝になるとさらに症状が悪化し、完全に底に沈んだままになってしまった。水温が低いせいかもと思い、ヒータをつけてやったりもしたが、ただエラと口をパクパクさせているだけ。特に外傷は見当たらないので、おそらく内出血しているのだろう。

金魚とはいえ、大切に育てている家族の一員。そんな子が苦しそうだったり元気がなかったりするのは心が痛む。私が覗き込むと、エサがもらえると思うのか、弱々しく尾びれを揺らして泳ごうとするのがいじらしくて泣けてくる。
それにしても、あの高さから落ちて、酸欠で仮死状態だったのによくぞ蘇ってくれたものだ。できればこのまま快方に向かって欲しいところだが…少し難しいかもしれない。