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褒め上手

先日、ななちの育て方について夫ととっくり語り合った。きっかけはななちのテストに対する姿勢だ。先日の漢字テストの時、気をつけた方がいいと注意した漢字を見事全部直されてきた。一年生の漢字は画数が少ない分、字のバランスや止め、跳ね、払いを細かくチェックされる。(例えば「下」という漢字も三画めの点が二画目の棒にくっついていたらバツになる。)

前日に注意したのに、何で同じ間違いするの?と言っても「忘れちゃった!てへぺろ♪」といって反省する気配は全くない。算数のテストも答えはあってるのに字がきたない(0の形が細すぎる。)との理由で減点…。これって悔しくないの?と言っても「でも答えあってるってことはわかってるってことだよ。」と超ポジティブシンキングで悔しがる気配無し…。

なんだこの、競争意識のカケラもない超マイペースな感じ。この子にやる気スイッチは搭載されていないのか…と夫にぼやいたところ、ななちは褒めて伸ばすしかないと諭されたのである。私とななちの間には「姉」と「一人っ子」という違いがあるのだから、似るはずはない。むしろ真逆だと思えと言われた。

言われてみれば、父が仕事で不在がちだったこともあり、常に母を助けるためにしっかりしなきゃ、弟の見本にならなくては…という意識が私にはあったのかもしれない。完璧主義な傾向があり、思い返せば勉強も「これくらいじゃダメだ…」とネガティブ思考で追い詰めてやってきた気がする。

一方、ななちは一人っ子。日常生活において競争相手はなく、両親の愛情独り占め。おまけに初孫特権も享受し、幸せ一杯。「ずっとこのままでいられたらいいのに。」というくらい既に満ち足りているのだ。つまり…頑張る必要がない。

この状況のななちが何かに一生懸命になる時の理由は二つのみ。「好きなこと」と「褒めてもらえること」だ。…確かに大好きなぷよぷよに関しては実に真剣に取り組み、目を見張るくらいの成長を遂げた。

要するに、ななちを一生懸命にさせるためには、褒めて褒めてその気にさせるしかない、といのが夫の見解だ。…自分を追い詰めて鼓舞する生き方をしてきた私にはなかなか難しい課題である。自分が褒め慣れてないので、褒め下手なのだ。ななちのためと最近は意識的に頑張って褒めるようにしているが、その度にななちが調子に乗るので内心イラッとしてしまったりする…。褒め上手へ道は遠い。

一方、ななちは天性の褒め上手である。根がポジティブ思考だし、何より褒められるのが大好きなので褒めるポイントとタイミングをよく理解している。私のことも、ご飯が美味しいとか、今日はポテチダイエットできてえらかったね、とかマメに褒めてくれる。その度になんだかくすぐったくなってしまうが、やはり嬉しい。この気持ちが大切なのだと思う。ななちを見倣って私も褒め上手になりたいものだ。

2014.2.21投稿

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