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大迷路

『冒険!発見! 大迷路 大魔王の復活』(ポプラ社)

インフルエンザの予防接種へ行った。注射のご褒美にミスドでドーナツを食べ、絵本を一冊買うというのが我が家の長年のお約束である。もう小学生になったし、そろそろご褒美は卒業でもいいんじゃあないかと思ったのだが、小学校で今ハマって読んでいる絵本があるので、家にも一冊欲しいとおねだりされてしまった。図書館や学校で借りた本であっても、気に入ったら買って手元に置いておきたくなるというのは夫譲りのようだ。まあ週末台風だから暇つぶしになるかなあとも思い、結局買ってしまった。絵本に関してはお財布が緩みがちなのである。

『大迷路』シリーズのうちの一冊、『大魔王の復活』。内容的には迷路と、隠し絵から成っており、香川元太郎さんの『時の迷路―恐竜時代から江戸時代まで』のシリーズをもっと低学年向けにしたという感じだ。香川元太郎さんのシリーズが細かく描き込まれた写実的な絵であるのに対し、こちらの『大迷路』シリーズはデフォルメされた漫画的な絵柄である。そのため、隠し絵はさほど難しくはないし、迷路も複雑ではない。『時の迷路』シリーズをやりこんでいるななちには物足りないのでは…と思ったが、勇者を中心に魔法使い、弓使い、盗賊といった仲間たちとパーティーを組んで魔王を封印するというゲーム仕立てなストーリーが楽しいようだ。三頭身の可愛らしいキャラクター達もお気に入りのようである。難易度的に大人にはちょっと物足りないが、子供同士で、友達と一緒にワイワイやるのには適している絵本だと思う。

2013.10.24投稿

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