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たんじょうび おめでとう

『たんじょうび おめでとう』(こぐま社)

ななちの誕生日が近づいてきた。あれよあれよという間にななちは成長してしまい、気がつけばもうすぐ7歳。嬉しくもあり、少し寂しくもあり…。子供の成長は早いものだ。

そんな訳で、今月はお誕生日絵本レビュー強化月間。

比較的初期に購入したお誕生日絵本が、こぐまちゃんシリーズの「たんじょうび おめでとう」だ。タイトル通り、こぐまちゃんがお誕生日を迎えるお話だ。3歳になったこぐまちゃん、お兄ちゃんになったという自覚が芽生えたのか、朝は一人で起きて、歯磨きをする。服も着替えて「ぼく なんでも できるよ」と得意げだが、ボタンだけはまだかけられず、お母さんにかけてもらうところがかわいらしい。こぼしながらでも自分で食べて、お皿もお片づけ。三輪車に乗って公園にだっていけてしまう。誕生日がきたのだから、高い鉄棒だっできるかな…と挑戦し、「どすん」と落っこちて悔しがるこぐまちゃんに思わずくすりと笑ってしまう。お誕生日がきたから途端にお兄ちゃん、お姉ちゃんぶって背伸びするのは、子供によくあることである。とても微笑ましい姿だ。

お家に帰ると、お母さんがケーキを作ってくれ、お父さんからは大きなプレゼントをもらう。火のともった三本のろうそくの前に立つこぐまちゃんがなんとなく誇らしげに見える。最後のページを開くと、たくさんのプレゼントが描かれている。クレヨンや、電車のおもちゃ、ダルマ落とし…。中にはお化けや卵の殻など「なんで?」と突っ込みたくなるものも混ざっていて、ななちは「こんなのもあるよ〜。」と指をさしては笑っていた。

いつの間にか、こぐまちゃんよりすっかり大きなお姉ちゃんになったななち。もちろん着替えも、歯磨きも、後片付けもできる。自転車にも乗れるし、鉄棒だって得意だ。ただ、一点…こぐまちゃんにかなわないのは、朝一人で起きられないことだ。夫に似て熟睡タイプなのか、目覚ましがどんなに鳴っても自分で起きてこない。土日は無駄に早起き(6時から一人で起きている。)なのに。不思議だ。

2013.7.12投稿

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