絵本レビューとWwbと…

こぐまちゃんいたいいたい

『こぐまちゃんいたいいたい』(こぐま社)

ななちが大好きだったこぐまちゃんシリーズ。この絵本では、こぐまちゃんが色んな失敗をして「いたい いたい」を経験する様子を描いている。

山積みにした積み木を運ぼうとして足に落としたり、階段で遊んでいて上から落ちたり、お団子の串で口の中をつついてしまったり…どれも小さな子供がやってしまいがちな失敗ばかりである。親子で絵本を読みながら「積み木はきちんと箱にしまってから運ぼうね」とか「階段はゆっくり、手をついて下りたほうがいいよね」など、「いたい いたい」になった理由や、ならないためにはどうすれば良いかを語りかけながら読むと良いだろう。

子供は「危ないからダメ」と漠然と禁止するよりも、「落ちて怪我をするからこうしようね」と教える方が納得するし、しっかりと覚える。こぐまちゃんの「いたい いたい」により危険を擬似体験し、その理由を考えてこぐまちゃんに教えてあげるというプロセスの中で、子供は危険回避の方法を学ぶことができるのだと思う。

2013.5.14投稿

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