絵本レビューとWwbと…

『とらっく とらっく とらっく』(福音館書店)

港から町まで荷物を運ぶトラックの一日を描いた絵本である。ななちが2歳の時、乗り物ブーム全盛期だった頃に買った絵本で、当時は毎日のように読んでいた。タイトルにあるトラックだけではなく、この絵本にはあらゆる働く自動車が登場する。道路工事をしているブルドーザーやミキサー車、ガソリンを運ぶタンクローリー、火事に駆けつける消防自動車と救急車。そして、うっかりスピードを出しすぎたトラックを取り締まるために白バイまで登場する。

また、ページの所々にいろんな種類の道路標識が描かれているのも見逃せない。最後のページに、それらの標識と「一時停止」などの歩行者に関する標識とを一覧にしたものが掲載されており、道路標識を身近なものとして捉え学ぶことができる。

乗り物絵本の第一人者、山本忠敬さんが描く自動車は、とてもリアルでありながらどこか人間的な温かみがあり、とても魅力的だ。同氏が絵を手がけた「しょうぼうじどうしゃ じぷた」、「のろまなローラー」もななちは大好きである。

2013.5.8投稿

最近の投稿

レビュー記事

Work-life

Hobby

Diary