チャレンジ!フォレストアドベンチャー

いつになくアウトドアモードの夫の提案で、フォレストアドベンチャーというアスレチックへ行ってきた。アスレチックといってもいわゆるアスレチックではない。ハーネスを装着し、カラビナとプーリーカラビナを使って自然の立木をそのまま使ったコースを空中移動して進むというかなりハードなものである。以前からその存在は知っており、夫はずっと行きたがっていたのだが、年齢制限があるため今まで行くことができなかった。この度ななちが小学生となり参加資格を得たので、早速行こう!ということになったのである。

「結婚式も近いのに怪我とかしたらどうするのよ…」と私が後ろ向きオーラを全開に出してみても、「ちょっと怖そうだなあ…」とななちが控えめにアピールしても、やる気満々の夫は止められなかった。

そんな訳で現地に到着。事前にサイトからダウンロードし、署名した参加誓約書を提出する。誓約書を書き、傷害保険に加入するなんて、危険満載な感じがして少しひるんでしまう。 スタッフさんにハーネスを装着してもらい、カラビナとプーリーカラビナの使い方を教えてもらった後、低いコースで実際の動きを一通り練習する。簡単に言うと、色分けされたカラビナを順番通りにコースのロープに引っ掛けて進む感じであり、ななちでも理解できるくらい、わかりやすいシステムである。手順さえ間違えなければそれほど危険はなさそうだ。

特に問題もなかったのでいざ出陣。実際のコースへ進んで行く。まずは縄梯子を登って「プラットホーム」と呼ばれる木の上に作られた小さな足場まで登る。高さは10mほど。大人の私でもちょっと怖いのだから、子供のななちにとってはかなり怖かったに違いない。しかし「こわ〜い」と言いながらも登りきり、足場まで無事到着。

問題はそこからだった。高さ10mの位置にある隙間の空いたつり橋を渡らなければならない。大人の歩幅に作られているため、小さな子供は大股で進まなければ足が届かないのだ。しかし、後戻りはできないので「こぉ〜わぁ〜いぃ〜」と涙目になりながらも必死に頑張るななち。なんとかクリアすると、次に待っていたのは高さ10mのところにある細い丸太の一本橋。こいつも綱渡りして進まなければならない。「もぉ〜いやだ〜!」ついに半泣きになってしまった…。しかし、降りることもできないので、とにかく励まし頑張ってもらう。

なんとか渡り切り、次に待っているのはお楽しみのジップスライド。プーリーカラビナを使って木立の中をターザンのように滑空する。こちらには大喜びのななち。私からすれば足元のある綱渡りの方が怖くないような気がするのだが…。しかしまあ、怖さを忘れてしまうくらい、気持ちが良かったのも事実だ。新緑の森の中を飛ぶ鳥になったような気分を味わうことができた。

この「縄梯子」→「つり橋1」→「つり橋2」→「ジップスライド」というアクティビティの組み合わせがサイトの基本構成となっており、園内にはこうしたサイトが合計8つある。つまり、「ジップスライド」を楽しむためには必ずいろんなタイプの「つり橋」を二回は渡らなければならない。あまりのつり橋の高さに「もう嫌だ!」と一時リタイアするも、「ジップスライド」をやりたい気持ちから再度チャレンジ。最終的に8サイト中5サイトはクリアすることができた。なかなか…というかかなり頑張った方だと思う。

アスレチックは楽しかったかと聞くと「生きてきた中で今日が一番怖かった。中学生くらいになるまで二度とやらない。」と言われてしまった。「恐怖や自分にできないことを知ることも大切」と夫は言うが…時期尚早だったのでは?と私は思ってしまう。あと2、3年待てば反応も違ってたのではないか。何を言ってもあとの祭りだが…。

私はその年齢に応じた遊びというものがあると思うのだが、夫はいつもその先に行こうとする。そこを不満に思いつつも、一方で父親と言うのはそういうものなのかもしれないと思ったりもする。学生時代に私がトルコ旅行に行くと行った時、母は猛反対したが、父は私の主張を聞いた上で快諾し、母を説得してくれた。母親はどうしても子供を護りがちになるので、その分父親が攻めにでてバランスをとっていく必要があるのかもしれない。

しかし、それにしても今日はちょいと攻めすぎだったのではないか。トラウマになってしまっては逆に可能性を狭めてしまいかねない。オセロだって、初回でコテンパンにのしたせいでパパとはやらなくなってしまったではないか…。

筋肉痛に耐えながら一人思いふける夜であった。(二人は爆睡中。)