静かな家

いよいよ小学校生活がスタートした。朝8時、優しそうな六年生のお兄さんに連れられてななちは登校班で通学して行った。ちょっと緊張していたが、笑顔で手を振って行ったので大丈夫だろう。

ななちを見送り、夫を見送り、しんと静まり帰った家。覚悟はしていたが…やはりさみしい。幼稚園の時は送り迎えがあったのでそれほど感じなかったが、みんなを送り出して一人だけ残るというこのさみしさはなんだろう。特に春休み中、「一分でいいから黙っててくれないかな?」と言いたくなるくらいななちの止まることのないトークに付き合っていたので、この静寂はなかなか堪える。とりあえず何か音楽を…と手近なとこにあったジョジョをかけたが「これをかけるとななちが一緒に歌い出したなあ…。」などとまたしんみりしてしまった。

なのでBGMはカルミナ・ブラーナに変更。(すごく賑やかになった。)夫はオペラをあまり好まないので結婚後は聴く機会がめっきり減ってしまったがこれからは聴き放題だ。

出産から6年すぎ、やっと念願の自分の時間ができた。やりたいこともたくさんある。ななちも自分の世界を広げ始めたのだから、私も今後のことを考えて時間を有効に使わなくては。こうやって、親も少しずつ子離れしていく必要があるのかもしれない。

でも、初日の今日だけは少し感傷に浸ってのんびりしよう。