ドキドキドン!一年生

天気にも恵まれ、桜吹雪の中穏やかな入学式を迎えることができた。真っ赤なランドセルは、まだななちの体には大きくなんとなくカタツムリのように見える。

小学校に入るのなんて何年ぶりだろう。幼稚園と比べると天井も高いし、廊下も広く感じる。廊下には在校生が入学を祝って手作りしてくれた切り絵や折り紙などが飾ってあった。

会場の保護者席で待っていると、「ドキドキドン!一年生」の歌に合わせて新一年生が入場してきた。この歌は卒園式でななちが歌ったものだ。この歌でななちの小学校生活が始まるののだと思うと目頭が熱くなる。歌詞もよく聞くとぐっとくる内容である。

余談だが、最初歌を聞いた時は「ドキドキの一年生」だと思っていた。しかし、ななちはいつも「ドキドキドン!」と歌っていた。てっきりななちが間違って覚えているのだと思っていたのだが…。卒園式当日、歌詞をみたら「ドキドキドン!」となっていた。ななち曰く「心臓の音なんだよ」とのことだ。緊張と期待とで心臓がドン!と飛び出そうになっている高揚感を歌っているのかもしれない。

式終了後、自分の教室へ入る。机の上には、教科書や算数ブロックがきれいにセットされていた。黒板に教壇、懐かしい小学校の風景だ。クラスには顔見知りの友達も数人いたし、担任の先生も優しそうな感じで一安心した。
月曜日からいよいよななちの小学校生活が始まる。