煙体験

今日は幼稚園で毎年避難訓練の一つとして実施されている「煙体験」に参加した。保育室の一室に煙をたき、ドアから入り、テラスにつながる窓まで這って避難するというものだ。

煙で視界が悪くなるということは昔から聞いていたが…ここまでとは!と驚いた。部屋中真っ白で入った途端、方向感覚を失う。30センチ先がもう曇って見えない。四つん這いになってゆっくり進んでいくが、ちゃんと窓に向かってまっすぐ前に進んでいるのだろうか?と不安になる。向こうから「こっちですよ!」と消防士さんが声をかけてくれるが姿は全く見えない。ほんの3mほどの距離だったが、とても長く感じた。擬似体験とはいえ、改めて煙は恐ろしいと思った。

消防士さんの話では、火事などで煙にまかれると、子供は恐怖から出口に向かわずに押入れやクローゼットなど、自分の身を隠せるところに逃げ込んでしまう傾向があるらしい。大人でもこんなに恐怖を感じるのだから、子供なら尚更だろう。そして子供が隠れてしまったために、親は部屋に姿が見えないので先に避難したと思い込んでしまい…結果子供供だけ逃げ遅れてしまう、ということがあるようだ。なんとも恐ろしい話だ。

日頃から火事の時にはどうするかを子供に教えると共に、親も「子供は隠れてしまうことがある」ということを肝に命じて冷静に対応していかなければならない。