四歳

この夏でななちは4歳になった。

「4歳になると、赤ちゃんのこと全部なくなっちゃって、おねえちゃんになるの。」と豪語していたななち。ほんとかしら…と半分くらいしか期待していなかったのだが、思った以上におねえちゃんぽくなった。

一番大きな成長は、「おっぱい卒業」だ。誕生日一週間くらい前から「やっぱりおっぱいバイバイは無理かも…」なんて弱音を吐き始めたので今年もダメかしら…とあきらめていたのだが、パイナップルカルピスとららぽーとのおかげでついに卒業することができた。

お誕生日当日はもう今夜からおっぱいが吸えないということで頭が一杯で、朝から浮かない顔をしていたななち。テンションをあげるために部屋をモールと風船で飾り付けて、お祝いモードを盛り上げ、フルーツたっぷりのケーキにトーマスフィギュアを飾ったケーキを作った。そして、朝から夕方まで大磯ロングビーチへ遠征。母子ともにこんがり小麦色になるまで力一杯遊んだ。(パパだけはゆでたエビのように赤くなった…。)帰ってから速やかにお風呂に入り、早めの夕食で誕生日を祝う。一日プールで泳いだのでおっぱいも忘れてバタンキューで寝るだろう…というのが私の計画だったのだが…甘かった。

疲れきって眠たくてたまらないはずなのに、「我慢できない~!ちゅっちゅしたい~!!」と大泣きし始める。絵本を読んでも、なだめすかしても、もうどうにもならないくらいに泣くので私も「まだ無理なのか…」「まあ、まだいいか…」と何度かゆらいだが…せめて、当日だけでも我慢してもらおう!と心を鬼にしておっぱいをガード(バンドエードとブラの二重防壁)した。

この一晩無理にでも我慢させたのが功を奏した。「なんとが我慢できた」という事で自信がついたようなのだ。次の日からは「ちゅっちゅしたいけど、ななちゃん、ぐっとがまんする!!」と自分から頑張るようになったのだ。しかし、生まれてから毎日すい続けて来たおっぱいをそう簡単には忘れることはできない。そこで活躍したのが最近発売になった「パイナップルカルピス」だ。

寝起き、昼寝前、就寝前…などおっぱい恋しくなるタイミングに小さなコップにパイナップルカルピスを用意し代わりに飲ませた。甘さと香りが「ママのおっぱいににてる(ななか談)」らしく、パイナップルカルピスを一口飲む事で、どうしても吸いたくなる衝動を抑える事ができるらしい。タバコをやめたい人が禁煙パイポを使うようなものだ。

しかし、それだけでは長期的な我慢は難しい。そのためある期間我慢できたら「ららぽーと」に連れて行ってあげると約束をした。(ららぽーとにはななちが大好きな子供の遊びスペースがあるのだ。)まずは三日間、次は二週間、そして一ヶ月…という感じで「我慢した先にご褒美がある」と励ました。こちらの効果も絶大だった。「ぐっとがまんしてららぽーといくの!」とくじけそうになる自分を鼓舞しながら、ワニさんのぬいぐるみにしがみつく姿はなかなか泣けた…。

そんな訳で、「パイナップルカルピスとららぽーと大作戦」のおかげで、誕生日以来一度もおっぱいを吸っていない。最近はだいぶ余裕がでてきたようで、「ちゅっちゅするのは赤ちゃんぽいもんね~。」などと言うようになった。(でも触りにはくる。)最初、朝に晩にと飲んでいたパイナップルカルピスも今はそれほど必要としない。4年かかったけれど、やっと自分の意志で我慢し、卒業することができそうだ。母乳育児を始めた時から、やめる時はなるべく「おっぱい大好き!」の気持ちをもったまま自然にやめてほしいな、と思っていたので嬉しい。まだ卒乳できないなんて…と悩んだ時期もあったが、やはり自然卒乳を目指してよかったと今は思う。

おっぱい卒業で自信をつけたななち。最近は、「ママにいわれないうちに歯みがいちゃおう」とか「お風呂一人であがれるからママまだ入ってていいよ」とかおねえちゃんぶりをアピール。成長したなあと嬉しく思う反面、どんどんおねえちゃんになってしまうのは、それはそれでちょっと寂しいような気もしたり…。母親心は複雑なのものだ。